- 出典:
- 記者名:嶋泰宣
- 記事タグ:1円
前回に続きまして、推薦状と紹介状を手に、アブジャのマイタマエリアへ。
マイタマエリアは、ナイジェリアでも有数の富裕層エリア。日本の国家予算より資本、資産を持っている人までいるエリア(*_*;
貧富の差が激しいナイジェリアでは、成功者の格が違いすぎる…
向かった先は、大きなオフィス。厳重な警備の中で、大きな門、そして、門番。
厳重な警備の中、推薦状と紹介状を渡し、中へ…。
誰が待ってるんだろう…不安とドキドキの中、ドアが開き、お部屋へ案内される。
誰もいない会議室…。本当に誰なの…?心臓がバクバクした。
「ガチャ」
ドアが開く音がした。振り向くとそこには、大きな体で、満面の笑みを浮かべる
屈強な男性!!?!
え?すいません…どなた???(勝手に訪問しておいてかなりの失礼ww)
屈強な男性は、満面の笑みで、ヘイ、ブラザー、調子はどうだい?(笑)と…
軽く、ご挨拶を済ませ、えっと…失礼ですが、どなた様でしょうか?wと。
私は、ロチャスファウンデーション代表理事のロチャス。
えーーーーーーーーーーーーーーーーー!!?
ナイジェリア権力者でお会いしたかった3名の1人!?
そう。オバサンジョ元大統領はもう高齢で当時で98歳。今から、現役でビジネスをするのは難しい。そこで、元イモ州知事であり、現役バリバリでビジネスをしているロチャスを紹介してくださったのです。
ロチャスは、ロチャスファウンデーションという財団を運営し、自身が受けられなかった「教育」をテーマに、1998年に立ち上げ、教育+衣食住という、全寮制の学校を幼稚園から大学まで、183校、250,000人の生徒へ無償提供している。
生徒は、経済的な理由で学校へ行けない、そもそも、住む家もないストリートチルドレン、紛争で親を亡くした紛争孤児。アフリカ全土から生徒を救い、教育だけでなく、衣食住もすべて無償で提供している。
財団以外にも手広くビジネスをしており、中古車販売から始まり、不動産、資源と財団の足りない寄付をビジネスで自ら稼ぎ補っている。
オバサンジョ元大統領が私に、ロチャスを紹介した理由は、チャレンジ内容が、
「子供たちへ明るい未来をつくる」
ここ、「子供たち」に一番親和性が高く、投資にかかる費用を、ナイジェリアで活躍、成功しているビジネスマンとして、メンターの役割として紹介してくださったのだ。
ロチャスより、大まかなことは、推薦状と紹介状を読んで理解している。
投資にかかる費用は、足りるのかい?ナイジェリアでビジネスはしないのかい?と。
まだ、ナイジェリアに来て数日…。おっしゃる通り、時間もお金もかかるプロジェクト。日本本社、カナダ支店だけの利益で補える金額ではない…。
でも約束を破りたくもない…。資金が足りない分、時間がかかるのも事実。
ただ、目の前には、日本の国家予算を上回る資産家でもあるロチャスがいる。
私は懇願した。
どうしても、今すぐ、ナイジェリアでこのビジネスを行います!
とは言えない…環境や文化、宗教などまったくわかっていない。
何が必要とされ、何が課題なのか?その解決方法は?…
まったく想像できていない。正直に話した。
ロチャスは高々と笑った!('◇')ゞ
当たり前だろ!?(笑)ナイジェリア人でさえわかっていない!だから、貧困層が多く、貧富の差が激しい。
いいかい、なぜ、オバサンジョ元大統領がわざわざ、推薦状と紹介状まで書いて
私を紹介したのか?それは、君に、ナイジェリアでのビジネスの根幹を教えるためだ。だから、まずは、ロチャスファウンデーションが何をしているのか?
まずはそこから知ってもらう必要がある。明日、運営する学校へ行きましょう。
そこに行けば、ナイジェリアだけでなく、アフリカが抱える課題、問題が一目でわかる。
次の日、オフィスへ伺い、車で移動。どこへ向かうのか知らされないまま、走ること40分。
え!?空港!?
これから、飛行機に乗って、私が生まれ育ったイモ州、そして、一番最初に作った学校へ行きましょう。と…。
※あとで知ったのですが、イモ州は危険レベル3で、本来は渡航禁止区域…。
後日、日本大使館の方々へ行ってきたんですよ~♪って話をしたら叱られましたww
空港へ入るなり、通路からそれていき、???どこ行くんだ?
パーッと明るくなり、開けた部屋へ。
ここは政府専用ラウンジ。一般客は入れず、政治家関係者のみが入室を許されるラウンジ。ゆったりとコーヒーを頂きつつ、外には、やはり、マシンガンに腰に手りゅう弾を抱えた軍隊と警察…。
さ、時間だ。行こうか!と。
席はファーストクラス…乗り場も政府関係者専用通路に護衛がぞろぞろ…。
渡航時間は1時間半、あっという間にイモ州へ。
はい、着陸後も、護衛に政府専用通路で移動。
お迎えに来た車両にすぐに乗り、始まりましたよ…。
けたたましいサイレン音に、軍隊、警察、お迎えの車、警察、軍隊のサンドイッチ。
箱乗りした軍隊と警察、けたたましいサイレン音で、先日体験した、
「どけどけどけどけ!!おらぁ!!(-_-)/~~~ピシー!ピシー!」
のモーゼと化した渋滞道路。
だから、中小零細企業の社長であり、立場を勘違いするわ!?
あっという間に、学校の校門へ。
で、で、でかい…敷地がでかすぎる…
校舎に宿舎に、サッカーグラウンドに、テニスコート、バスケットコートまであって、校舎の横には体育館。
そして、200室のホテルまで…。
次元が違いすぎる…(*_*;
ロチャスより、今日は、移動して、疲れただろうから、ホテルでゆっくり休みなさい、明日、学校案内と生徒たちから歓迎セレモニーがあるからと。
案内されるがままに、ホテルへ行き、予約していただいた部屋へ。
いやはや綺麗すぎるし、広いし、シャワーもお湯が出る✨
※ナイジェリアでは一般住宅でもシャワーは水です。お湯は出ません。
圧倒される体験を2日連続でし、立場を勘違いしそうな自分を戒めつつ、
明日の学校見学を楽しみにしながら就寝ZZZ
ロチャスファウンデーション運営の学校については次回。
~続く~
⚾WE ARE ONE TEAM⚾