- 出典:
- 記者名:嶋泰宣
- 記事タグ:こんにちはマート
オンライン野球教室を終えて、すぐに、飛行機を手配し、引き寄せられるように
もっと、リアルで失礼な言い方をすれば、ナイジェリアの最底辺の生活環境で生き抜く、「マココ」の人々と交流をしたいと思い、すぐさま飛び立ちました。
特段、現地に知り合いがいるわけでもなく、オンライン野球教室で知り合った子供たちに、マココのことを聞いても、行ったこともないし、行きたいとも思わない…危険すぎるスラムだよ…と。
インターネット環境も不安定なナイジェリアでは、マココを調べることも困難で、行き当たりばったりで、現地で手配したレンタカー(日本と異なり、レンタカーは現地住民のドライバー付きです。)で、いざ、マココへ。
ドライバーさんからも、身の危険を感じたら、すぐに引き返す、本当に、命の保証が出来ないエリアだ…本当に行くのか?正直、俺は行きたくない…。
そんな、ドライバーさんに、何とか、お願いし、いざ、地上からマココへ。
数百メートル走ったところで、屈強な男、7-8人に車を囲まれ、怒号と、窓をバンバン叩く音。ドライバーさんも、逃げようにも、車が動かせない!?と…。
車が動かせない理由は、その男たちに車が持ち上げられていたからww
路肩に車を持ち上げたまま、移動され、英語ではない、現地民族用語で怒号と、
ドライバーさんが、少しだけ窓を開けて、話し合い。
民族用語が分からない私には、何が起きているのか、分からず、さすがにドキドキヒヤヒヤ(笑)
話し合いが終わり、誰の許可を得て、マココに入ってきてるんだ!?(# ゚Д゚)
という話だった。マココは、7つの民族で構成されており、全長22キロに及ぶ、巨大な海上スラム。第1民族エリアで、すぐに足止めを喰らった私は、海上前の地上エリアで拿捕ww
第1民族長のところへ連れて行くから、挨拶と許可を受けろと。
恐る恐る、裏路地に案内され、屈強な男たちが巣食う、真っ暗闇の教会?
のようなところへ案内された。奥の方にうっすら誰かがいるのが、見え、
お前は日本人か?JICAか?と。
日本人ではあるが、JICAではない。
私たちは、日本人を恨んでいる。お前らが設置した、水道は1か月で壊れ、また、海水しか出なくなった。何度、修理をするように話しても誰も来ない。
いつになったら、まともな水が飲めるようになるんだ!?(# ゚Д゚)
(内心、JICAじゃないし、設置もしてないし、知らんがなwwと思っていた(笑))
まーただ、敷地に、不法侵入したようなものだし、オンライン野球教室はJICA支援も頂いていたので、JICAへ連絡はします。修理が可能かは、水道をまずは、見てみないと何も分からないことを説明。
で、早速、水道を確認しに、民族長と屈強な男たちに囲まれながら移動。
とにかく、民族用語で話してるので、何を言われてるのか、まったくわからず、たまに、目が合うと、怒ってたり、不気味な笑顔だったり…早く、水道についてくれと願った。
水道に到着し、まーご立派な水道で、確かに、蛇口をひねれば、水は出る。
飲んでみたが、めちゃくちゃしょっぱい海水だった…。海水をくみ上げて、ろ過して、真水が出る仕組みで、ろ過装置が正常に稼働してないことが原因とすぐにわかった。
ろ過措置にはソーラーパネルまでついており、電力不足のナイジェリアに合理的な装置となっており、立派である。
ただ、ろ過装置から出ている電線が途中で切れている。
電線泥棒をされていたのだった…。ナイジェリアだけでなく、アフリカは、鉄が不足しており、非常に高価である。電線は、各地でよく、泥棒が発生する。
民族長へ、私は、電気技師でもJICAでもないから、正確なことは分からないが、
見たところ、電線が切れてしまっていて、ろ過装置が動いていない。電線の復旧で、再度、動く気がすると伝えた。
回答は、すぐにやれ!!!
いやいやwwですから、私は電気技師でもないし、JICAでもないww
この切れた、電線を修理できる人は、マココにはいませんか?と再度、確認すると、第4民族は、家電の修理や、その製品の再販で稼いでいる、メカニック民族だと。では、その、第4民族の方にお願いして、修理を依頼されませんか?と
話すも、民族間抗争もあり、そんな簡単な話ではないと…。
ということで、やむなく、オンライン野球教室でつくった、ワッツアップグループへ、ラゴスのマココエリアで電気技師関連の人ですぐに来られる友人や知人を知りませんかー?と投稿し、1人みつかり、来ていただけることに。
早速、電線修理をさささっとしてくださり、ろ過装置は、動き出す。
が…ソーラーパネルの蓄電機能が作動していないと。常に電力に頼る必要があり
非効率である。でも、そこからは、JICAにバトンタッチして、継続して修理、メンテナンスをお願いすることにした。
電力がある間は、とりあえず、海水ではなく、真水が出るようになり一件落着。
気が付けば、お昼前に、車を囲まれ、担ぎ上げられ、まわりを見渡せば、夜になろうとしていた。
民族長から、日本人は嫌いだし、恨んでいるが、お前は、違う。
良かったら、少し、村の中を案内しようか?と言ってくださり、第1民族村を歩いてみて回ることに。
~続く~