ナイジェリアでグローブ製造を行うための準備~大荒れの大航海のはじまり~

出典: 2024年11月8日 記者名: 嶋泰宣 記事タグ: 1円
ナイジェリアでグローブ製造を行うための準備~大荒れの大航海のはじまり~
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 2024年11月1日契約で、

4512 MAIN STREET , VANCOUVER, BC, V5V3R5

に初のテナント契約をしたことで、バッタバタでコラムが書けていませんでした。

まだ、何やるか?はまたにして、本題のナイジェリアでグローブ製造を

行うための準備のお話を。

ナイジェリアでグローブ製造を行い、アフリカ全土、世界中の経済的理由で野球を断念してしまう子供たちを1人でも多く救うぞ!!と息巻いてみたのはいいものの…、はい、生まれてこのかた、グローブなんて作ったことありませんw

てか、野球経験もありません(笑)

そんなど素人が、グローブメーカーや工場につてもなく、ひたすらインターネット検索して、約40社ほど、大小問わず、問い合わせをしまくりました!!

まー返ってくる回答は、

「アフリカ!?は!?よくわかんない。」

「海外に技術が出ることは嬉しくない・・・」

「OEMですかね?ロットが1万点からですが宜しいでしょうか?」

うーーーーーーーーーーーー…話を聞いてもらえないし、聞いてもらえたらロットがでかい…。しかも、OEMをやりたいわけではなく、ナイジェリアにグローブ製造拠点を構えて、ナイジェリアで製造をしたい。

なので、お弟子さんを迎え入れてくれる方を探したいが、こちらも、

まー門前払いです。

水面下で、既に、アミールと当時の雇用主とは話がついており、

グローブ製造のお師匠様が見つかったら、一緒にやりましょう!と話はついていた。が…お師匠様が見つからない…。

アフリカンのイメージはどうも悪く、恐そう、事件事故を起こしそう、臭そう・・・まー書いてて悲しくなるほどの偏見を頂きましたよ…。

日本に差別はないなんて幻想は嘘ですよ。しっかりとありますよ。

世界中どこにでも差別はあります。

ただ、こんなところでくじけるわけにもいかず、マココで子供たちと約束した第一歩。つまずいても転んでも、死にはしないw立ち上がり、粘り、アタックするのみ!!

そんな中、大阪の堺にある、創業50年近い、工房からお電話があった。

「私はもう70歳です。昔は江夏豊さんなどにもグローブ製造・提供をしており、今でも、広島東洋カープのアドゥワ誠さんに提供してます。最後のお弟子さんということで良ければ、やってみますかね?」

?!!!!!!!??!?!?!?!?!?!??!?!!!??

キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー( *´艸`)

粘りに粘って這いつくばった甲斐があった!!

こちらの生野工房様の代表である生野様が承諾してくださった!!

急いでアミールへ連絡!!

そして、この時、既に、私は、カナダ支店を立ち上げており、バンクーバー在住。

日本とオンラインでコミュニケーションをとりながら、生野様より質問が。

「受け入れは、アミールさんだけでしょうか?まだお会いしていないから分かりませんが…グローブ製造は非常に力と繊細さが必要です。日本人の体つきよりも、写真だけを拝見する限り、パワーがみなぎっております。キャッチャーミット製造には体格が向いておりますが、一番繊細なピッチャーグローブ製造には不向きな体つきです…誰かもう1人、念のため、日本人かアジア人の方がいたほうが良いような気がします…」

と。

パワーと繊細さ。

この2つの要素がグローブ製造をするには必要と。

うーーーーーーーん、日本本社から誰か出向させるか?そもそも、ナイジェリアに駐在してもいいなんて言える人いたっけな?w

そもそも、日本本社もタスクがいっぱいで、誰一人、出向できる環境にはなく、

私が修行するか!と考えたが、現実的ではない。

日本本社のこともあるし、カナダも立ち上げたばかりでこれから!というタイミング…。

一歩進んで、半歩下がった…( ゚Д゚)

うーーーー・・・都合よく、野球経験が豊かで、願わくば日本人で、英語も話せて、ナイジェリアに駐在できる人・・・。

そんな人が簡単に見つかるわけもなく、SNSを見ながら、お友達を眺めながら

修行もして、ナイジェリアに駐在してくれる人いないかなー…と探す。

そんな中、ピコん!とMessengerが!!

お相手は、長年、野球界に携わり、メーカーとしても長く、プロ野球選手に用具提供をしてきた先輩からだった。

「おひさー!元気!今ってさ、カナダのどこに住んでるの?バンクーバー?」

と。バンクーバー在住であることを返信すると、

「あのさ、バンクーバーにワーホリで行っている、元甲子園球児の後輩がいてさ、寂しいかもだから、かまってやってくんない?」

基本的に、人のお世話をするのは好きな方で、Messengerでグループを作成したもらい、会話し、早速、週末のホームパーティーにご招待。

我が家から車で1時間くらいかかるエリアに住んでいて、ワーホリできている為、金銭面もさほど余裕がないだろうと思い、彼との待ち合わせ場所へ🚙

初めまして!からの車に乗ってもらい我が家へ移動🚙

まー聞けば聞くほど、輝かしい野球功績!!!⚾❤

中学校で全国制覇、進学した札幌第一高校では1年生春からレギュラーで、

甲子園2回、神宮大会2回出場!!✨

スゲー――――!!プロ野球選手狙えるレベルじゃんww

でも、聞くと、厳しい環境、指導、燃え尽きてしまい、高校までで野球は終了。

大学ではアメフトに転向し、2度の靱帯断裂…就職活動を行うも、コロナまっただ中で希望する職種に募集がなく、ワーホリでカナダに来たと。

私は、野球は今でも、好きは好きなんでしょ?と軽く問いかけた。

「いえ…ちょっと高校でやり切った気持ちが強くて、今では、どちらかといえば嫌いですし、野球とは距離を置きたい気持ちが強いですね…」

と。

そか、23歳の若者は、次に向かう夢を探していて、自身の成長のために、語学スキル向上と海外での社会経験を積むためにワーホリを選択。

芯がしっかりした好青年。体育会系で育ったので礼儀礼節、挨拶もしっかりしている。野球経験も豊かで、英語も勉強中。

正直、彼が、修行して、ナイジェリアに駐在してくれたらなーなんて、甘い考えをひっそりと、本当にひっそりと持っていましたが、野球が嫌い、離れたい…となっている今、話すことじゃないな…と、お口にチャック。

初めまして!から、たわいもない話をして、陽も暮れてきて、私も、ホームパーティーなので、帰りを送れないため、我が家にそのまま泊まってもらうことに(笑)

そう、こうして、先輩から紹介された人物こそ、「マナト」❤⚾❤

後に、ナイジェリア支店最年少取締役として、ナイジェリアグローブ製造責任者を、アミールと共に行う男。

次回は、野球が嫌い、正直離れたい…と言っていた、マナトの心境の変化について書きたいと思います!

こうご期待!!!

 

⚾WE ARE ONE TEAM⚾

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