イモ州ロチャスファウンデーション運営の学校見学(^^♪

出典: 2024年10月8日 記者名: 嶋泰宣 記事タグ: こんにちはマート
イモ州ロチャスファウンデーション運営の学校見学(^^♪
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 いよいよ、ロチャスファウンデーション運営の学校見学!(^^♪!

700人を超える生徒に出迎えられ、歓迎の民族ダンスから始まり、ダンスに歌に、

終始、笑顔の絶えない子供たちの大歓迎❤❤❤

ロチャスから、この子たちはね、何かしらの理由で、ここにいる。

紛争で両親を亡くしたり、ストリートチルドレンで瀕死の状態だった子、違法幼児就労など…みんな、闇を抱えている。

笑顔の裏側を垣間見た気がした…。

残念ながら、アフリカでは弱さは罪である…弱きものは搾取され、強奪され死にゆく定め…。

すると、実体験に基づく、生徒たちの寸劇が始まった。

村をテロリストに襲われ、目の前で両親を殺され、寸でのところで、救出された女の子。主人公自身が、その被害者だ。

涙ながらに演じる寸劇に、失礼ながら魅了された。

彼女がどうやってここまで来れたのか、実体験を見事に演じきった。

いや、演じたのではなかろう…実体験だからこそ…。

ここでも感じた。いつもいつもそうだ…いつもいつも、被害者は「子供たち」。

ロチャスに聞いた。

どうして、いつも、被害者は子供たちなんだ!?

どうして変われないんだ!?(# ゚Д゚)

熱く問う私に、ロチャスは冷静に答えた。

私も、元政治家だ。イモ州州知事を務めてきた。

変えたくても変われないことがある。

以前は、イモ州には、テロリストが徘徊し、学校は休校、道路もなく、多くのスラム、ストリートチルドレンであふれかえっていた。

正直、今は、まだましな状態なんだ。

私だけでは、変えられない。改善はしているが、私だけでは力不足。

だから、ファウンデーションをつくり、世界中の善意で、改善を継続している。

そして、変わらなければいけない最大の物が分かるかい?

大人であり、政治家であり、「大統領」だ。

オバサンジョ元大統領の時は良かった。経済はうるおい、国が活況と興奮で渦巻き、今でがGDPは南アフリカを抜いて、アフリカ№1の大国へと成長した。

しかし、今は違う。ハイパーインフレが進み、家を借りたくても借りれない人たちで溢れかえっている。しかも、人口爆発。

人口は2億1800万人、99.6%が貧困層…。残りの0.4%が超富裕層。

この構図を変えないといけないし、変わらないといけない。

人口というギフトを持つ、ナイジェリアは、このマンパワー、資源を生かしていかなければならない。

その為には、大統領が強い正義とリーダーシップを発揮しなくてはならない。

だから、私も、大統領選挙に出たよ。

くしくも、最後の三つ巴で落選したけどね…。

力不足だった…。悔しいがこの国では、票を買ったり賄賂が当たり前…。

不正選挙であったのは事実だが、最高裁の陪審員も買収されている…裁判もいい結果には繋がらない…。

はっきり言えることは、大統領選挙に出て良かったよ。いい意味で諦めがついた。私は、政治の世界から離れ、子供たちの未来をじっくり考え行動したい。

なので、ファウンデーション運営に集中するよ。

せめて、目の前の子供たち、2万5千人は明るい未来を歩んでほしい。

そうそう、大統領選挙に出ての収穫は、この人が大統領になればこの国は変われる!!そう思える人物との出会い。

まー、またアブジャへ帰ったら話そう。

ロチャスは悲しそうな眼をしながらうつむいた。

気づけば、外も夕日がのぞき、4時間にもおよぶ歓迎会が催されていた。

さて、お腹がすいてきたかな?とロチャス。

せっかくだから、これから、子供たちは夕飯だ。一緒に食べよう!と。

1人1人の生徒に丁寧に食事を盛り付け、渡していく、ロチャス。

1人1人の目を見ながら、体調や気分の浮き沈みを確認しながら声をかけていく。

ナイジェリアでは牛肉は非常に高価で滅多に食べない。

今日は、歓迎会ということもあり、豪勢な牛肉料理!!❤

無類の肉好きの私にとってはありがたい!!❤

子供たちと会話をしながら、和気藹々と食事をしながら、

「見てー!この絵を私が描いたの!」

「私のも見てー!!」

と無邪気な子供たち。

そこに描かれていたのは、「ナルト」「進撃の巨人」「ワンピース」と

日本のアニメ!

え!?どうして、日本のアニメを知ってるの!!?

「私たちの夢は日本へ行って、日本で働く事!! だから、アニメを読んで、日本語を勉強してるの!!」

マココでもそうだったが、日本はブランドであり、永遠の富の国、黄金のジパングなのである。

バックグラウンドに大きな闇を抱えるこの子たちも、日本への憧れがある。

あぁ、やっぱり、この国から1人でも多く、自由に好きな国へいき、お腹いっぱい好きなものを食べ、働ける環境をつくりたい、作らなければならない!と

強く心に刻んだ。

ロチャスへ、野球振興をナイジェリアで行い、子供たちに明るい未来への選択肢を増やしたい。ただ、その為には資本も資産もいる。

投資をしてほしいわけではない。我々が自力でナイジェリアで稼ぎ、雇用を創出しながら、進めたい。だから伴走をお願いできないか?と打診してみた。

ロチャスは満面の笑みを浮かべ、勿論!その為に、オバサンジョ元大統領は私に君を推薦したんだろ?

詳しくは、アブジャに戻ってから話そう。

今は、子供たちとの対話を優先してあげて欲しい。

そうして、食事を終え、子供たちは、自分たちの部屋へ戻り、自由時間を過ごし、21時に就寝。

イモに来てから、気づいたことがある。

アブジャでは、ロチャスは、私を「ブラザー」と呼んでいた。

イモに来てからは、「ファミリー」と呼ぶ。呼び方が変わっていた。

警護をつとめてくれる、アンディと部屋に戻る中、聞いた。

ブラザーとファミリーって呼び方変わってるのって、ポジティブだよね?

アンディは答えた。

当たり前だろ!ファミリーは最上級の敬意と尊敬の呼び方だ。

ロチャスは、人のオーラを見る。ヤスは彼に認められたんだよ❤

アンディは屈託ない笑顔で肩をポンポンっと叩いた。

すると、アンディのトランシーバーから声が。

相手はロチャスだ。

アンディより、ロチャスが、普段はお酒を飲まないが、生徒も寝しずまった。

少し、お酒を飲みながら話さないか?と。

無論、断るわけもなく、ロチャスのいる部屋へ向かい、シャンパンファイト!

お酒が大好きすぎて、もっと飲むか?もっといくか!?の掛け声に調子に乗って、シャンパン8本を…。

ほろ酔いの中、ロチャスも眠くなり、就寝。

朝になり、ファミリーから、「シャンパンボーイ」に呼び方が変わっていたww

さて、今日は、アブジャへ戻ろう。そして、ビジネスの話をしよう。

そう、ロチャスに促され、また、軍隊、警察、車両、軍隊、警察のけたたましいサイレン音と共に空港へ。

政府専用ラウンジへ案内され、身分を勘違いする歓迎っぷりをちょうだいし、

飛行機を待つ。

はい…以前にも書きましたが、私は、超絶、「飛行機運」がないんです…。

今回もおきましたよ…この運のなさ…。

帰路については、次回にします。

 

~続く~

 

⚾WE ARE ONE TEAM⚾

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